本日の海外市場ではユーロドルは頭の重い動き、東京市場ではドル円は神経質な値動き - 海外マーケットの見通し

アジアMarket概況USD/JPY(5分足)チャート

【海外Market見通し】

本日の海外市場では、ユーロドルは頭の重い動きとなっています。アジア時間は一時1.0726ドルまで買い戻される場面も見られましたが、その後は戻り売りに押される展開。節目の1.0700ドルを下抜けるとまとまったSLを付けるかたちで下げ足を速め一時1.0682ドルまで売り込まれました。市場参加者からは「独金利動向に注意したい」との声も聞かれています。ドル円は「昨年1121日高値の142.25円が次のターゲット」として意識されています。今日の経済指標では、18時に5月ユーロ圏消費者信頼感指数確定値が発表されます。2130分には13月期カナダ経常収支が予定されています。22時には3月米住宅価格指数、3月米ケース・シラー住宅価格指数が公表されます。23時には5月米消費者信頼感指数が明らかになります。また、翌045分にはビルロワ仏中銀総裁、2時にはバーキン米リッチモンド連銀総裁が講演します。

 

【アジアMarket概況】

本日の東京市場では、ドル円は神経質な値動きとなりました。朝方から輸出の売りが散見されると下落。再開した米10年債利回りが低下幅を広げるなか、日経平均が下落すると利食い売りに押される展開に。鈴木財務相が「為替市場をウォッチしている」と発言したほか、植田日銀総裁の「デフレ状態ではなくなった」などの見解も売りを後押しすると、昨日安値の140.12円を下抜けて一時139.97円まで値を下げました。午後に入ってからは株価がプラス圏まで値を戻したほか、ユーロドルの下落につれて140.93円まで本日高値を更新。ただ、財務省・金融庁・日銀が情報交換会合を開催すると報じられると140.30円台まで再び失速するなど、高値警戒感もあって不安定に上下に振れる動きとなりました。日経平均は寄付きから一時140円を超える上昇となったものの、その後は戻り売りに押される展開に。一時170円近い下落となりました。もっとも、後場に入ってからは急速に買い戻されると一時高値を更新。結局、94.62円高で取引を終えています。


通貨ペアテーブル
情報提供元:株式会社DZHフィナンシャルリサーチ


 

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