ハンセン指数は4日ぶり反落、上海総合指数は4日ぶり反落

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【香港】
【前日の振り返り/きょうの見通し】
ハンセン指数は4日ぶり反落/きょうの香港市場は買い先行か、中国のコロナ感染縮小を好感

前日の振り返り】

2日の香港株式市場で、ハンセン指数は4日ぶりに反落。終値は前日比0.33%安の18675.35ポイントだった。中国企業指数は0.25%安の6368.74ポイント。メインボードの売買代金は概算で14277000HKドル。

ハンセン指数は序盤にもみ合った後、次第に下げ幅を広げた。前日までの3日間で1400ポイント超上昇していただけに、利益確定売りの動きが重荷。米利上げペースを見極める上で重要な米雇用統計の発表を香港時間2日夜に控え、持ち高整理の売りも出たもよう。もっとも、下落率が1%を超える水準では買い戻しが入り、後場は小安く推移した。中国本土の新型コロナウイルスの1日当たり新規感染者数が1129日以降は減っており、行動規制などの防疫措置が緩和されるとの期待も続いた。セクター別では公共事業とコングロマリット、鉱業、エネルギーが下げた半面、医療・ヘルスケアと情報技術が上げた。

 

【きょうの見通し】

週明け5日の香港市場は買いが先行か。中国本土での新型コロナウイルスの1日当たり感染者数が1129日以降は減り続けており、買い安心感につながると予想する。中国指導部は「ゼロコロナ」を引き続き指針として掲げる一方、規定にない防疫措置や過剰な検査はしないよう地方当局に指示し、経済活動の停滞を最小限にとどめる方針とみられる。

2日のNY債券市場で長期金利が小幅ながら低下したことも支援要因。11月の米雇用統計で、平均時給が市場予想を上回ったことを受けて長期債がいったん売られたものの、米利上げの長期化が景気を冷やすとの見方から買い直しが優勢となった。

 

【ハンセン指数】


ハンセン指数 1

 

【本土】
【前日の振り返り】
上海総合指数は4日ぶり反落、中盤以降はマイナス圏 様子見ムード広がる

前日の振り返り】

2日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4日ぶりに反落。終値は前日比0.29%安の3156.14ポイントだった。深セン成分指数は0.39%安の11219.79ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で86452600万元だった。

上海総合指数は、序盤はプラス圏に浮上する場面もあったが、中盤以降はマイナス圏で軟調に推移した。防疫対策の緩和拡大や景気対策への期待が相場を支える一方、指数は前日まで3日続伸し、終値で915日以来、約2カ月半ぶりの高値を連日で更新した後とあって、利益確定の売りが相場の重しとなった。また、米雇用統計の発表を控えて様子見ムードも強まった。セクター別では、自動車や造船、海運・港湾などが売られた半面、繊維・アパレル、医薬品販売、インターネットサービスなどが買われた。

A株市場では、主要100社の11月の不動産販売額が前年同月比で34%減少したことを嫌気し、保利発展控股集団(600048)や万科企業(000002)が売られた。浙江世宝(002703)や広州汽車集団(601238)、中国旅遊集団中免(601888)の下落も目立った。半面、第三者割当増資を計画していると発表した華夏幸福基業(600340)が買われたほか、隆基緑能科技(601012)やST蘇寧易購集団(002024)も高かった。

上海B株指数は0.14%安の3156.14ポイント、深センB株指数は0.60%高の1153.45ポイント。

 

【上海総合指数】
上海総合指数 2

 

 

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