Index Morning (香港/中国)2022/11/09

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【前日の振り返り/きょうの見通し】
香港 - ハンセン指数は3日ぶり反落/きょうの香港市場は神経質な展開か、米中の物価統計控え模様眺め
本土 - 上海総合指数は3日ぶり反落、中国のコロナ再拡大で景気不安

【香港】

【前日の振り返り/きょうの見通し】
ハンセン指数は3日ぶり反落/きょうの香港市場は神経質な展開か、米中の物価統計控え模様眺め

 

前日の振り返り】

8日の香港株式市場で、ハンセン指数は3日ぶりに反落。終値は前日比0.23%安の16557.31ポイントだった。中国企業指数は0.60%安の5602.61ポイント。メインボードの売買代金は概算で10472000HKドル。

ハンセン指数は序盤に高くなる場面もあったが、その後はほぼマイナス圏で軟調に推移した。前日の米株高が好感されたほか、中国の景気対策への期待感は根強いものの、7日に中国本土で新たに7000人超の新型コロナウイルス感染者が確認され、1日当たりの感染者数として5月上旬以来の高水準を記録したことが嫌気された。また、指数は前日に2%超上昇し、およそ3週間ぶりの高値を付けた後とあって、利益を確定する動きが広がったほか、米中間選挙の投開票や米中の米物価統計の発表を前に様子見ムードも強まり、相場の重しとなった。

 

【きょうの見通し】

9日の香港市場は神経質な展開か。中国と米国の景気や金融政策の手掛かりとなる指標を見極めようと模様眺めムードが市場で広がりそうだ。中国の国家統計局がきょう午前に10月物価統計を発表し、あすは米CPIが公表される。足元での米株高が投資家心理を支える半面、中国本土では新型コロナの感染が再拡大しており、防疫措置に伴う経済活動の鈍化が警戒されるだろう。

8日のNY株式相場はダウ平均など主要3指数がそろって3日続伸。米中間選挙で大統領と議会のネジレを好感する流れが続いた。開票は日本時間9日朝から順次始まっており、動向によっては香港の株式相場が不安定になる可能性もある。

 

【ハンセン指数】
Index Morning HKCN 09 11 2022 1

 

【本土】

【前日の振り返り】
上海総合指数は3日ぶり反落、中国のコロナ再拡大で景気不安

 

前日の振り返り】

8日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶりに反落。終値は前日比0.43%安の3064.49ポイントだった。深セン成分指数も0.58%安の11142.93ポイントと3日ぶりに反落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で83576200万元だった。

上海総合指数は小安く寄り付き、じりじりと下げ幅を広げた。中国本土で新型コロナウイルスの1日当たり新規感染者数が増えており、「ゼロコロナ」政策による行動制限が景気回復の足かせになるとの懸念が強まった。翌日以降に中国と米国の物価指数が相次いで発表されるとあって、両国の景気と金融政策の行方を見極めたい投資家は積極的な買いを控えたもよう。もっとも下落率が1%に迫る水準では買い戻しが入り、大引けにかけてやや値を戻して終えた。

セクター別では太陽光発電設備や電子、観光、海運・港湾が売られた半面、貴金属、風力発電設備、コンピューター、ソフトウエア開発が買われた。

A株市場では、製薬の江蘇恒瑞医薬(600276)と上海復星医薬(600196)、電子部品の歌爾(002241)と三安光電(600703)が大幅安。デパート運営の王府井集団(600859)、環境保護関連の東江環保(002672)、白酒メーカーの宜賓五糧液(000858)はそろって反落した。半面、前日売られた華潤三九医薬(000999)や用友網絡科技(600588)が上昇。鉄道車両の中国中車(601766)、スマートフォン部品メーカーの欧菲光集団(002456)も高い。

上海B株指数は0.63%安の290.15ポイント、深センB株指数は0.08%安の1114.72ポイントとともに3日ぶりに反落した。

 

【上海総合指数】
Index Morning HKCN 09 11 2022 2

 

 

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