
【香港】
【前日の振り返り】
ハンセン指数は4日ぶりに反落/きょうの香港市場は軟調な展開か、FOMC前に手控えムード
【前日の振り返り】
週明け30日の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日ぶりに反落。終値は前営業日比2.73%安の22069.73ポイントだった。中国企業指数は3.57%安の7496.07ポイント。メインボードの売買代金は概算で2032億4000万HKドル。
ハンセン指数は終日マイナス圏で軟調に推移した。今週は中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)や米連邦公開市場委員会(FOMC)、米雇用統計など重要イベントが控えるなか、様子見ムードが強まったほか、ハンセン指数は前週末に終値で2022年3月1日以来、約11カ月ぶり高値を付けた後とあって、利益確定の売りも相場の重しとなった。指数は徐々に下げ幅を拡大し、終盤に一時、心理的節目の22000ポイントを下回る場面もあった。
【きょうの見通し】
31日の香港市場は軟調な展開か。米国時間1月31日-2月1日にFOMCが開かれるとあって、米金融政策の行方を見極めたい投資家は積極的な売買を手控えると予想する。前日の米株式相場の下落が重荷となりそうだ。業績見通しなど個別の材料が出た銘柄の物色が中心の展開が見込まれる。きょうはハンセン指数構成銘柄の恒隆地産(00101)が2022年12月本決算を発表する予定。
もっとも下値を売り込む動きは限られるだろう。ハンセン指数が心理的節目の22000ポイントを割りこむと、買いが入って指数を支える展開があり得る。中国景気の持ち直し期待が根強いなか、市場は中国の国家統計局がきょう午前に発表する2023年1月の製造業PMIに注目している。
【ハンセン指数】
【本土】
【前日の振り返り】
上海総合指数は4日続伸、上げ幅を次第に縮小 自動車株に買い
【前日の振り返り】
休場明け30日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日続伸。終値は前営業日比0.14%高の3269.32ポイントだった。深セン成分指数は0.98%高の12097.76ポイントと8営業日続伸。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆620億9500万元だった。
上海総合指数は高く始まった。春節(旧正月)連休中に米国など海外の主要株式相場が上昇した流れを引き継ぎ、買いが先行した。ただ、休場前の終値は約5カ月ぶり高値だったとあって、利益確定売りが出て上値は伸び悩んだ。始値で心理的節目の3300ポイントをいったん回復したものの朝方に同水準を割り込み、じりじりと上げ幅を縮小して終えた。
セクター別では、自動車と航空宇宙、包装材が全面高。教育と電池、風力発電設備も買われた。半面、保険が軒並み安となったほか、空運と観光、証券が売られた。
A株市場では、2022年12月期業績見通しを発表した科大訊飛(002230)がストップ高を付け、ハイテク株の歌爾(002241)、立訊精密工業(002475)が急上昇。自動車株のBYD(002594)と宇通客車(600066)、自動車部品メーカーの寧波均勝電子(600699)も高い。一方、春節連休中の消費拡大期待から買われていた銘柄の下落が目立ち、万達電影(002739)、王府井集団(600859)、中青旅控股(600138)、中国旅遊集団中免(601888)がそろって売られた。不動産開発の万科企業(000002)、家電の美的集団(000333)も下げた。
上海B株指数は0.38%安の299.04ポイントと8営業日ぶりに反落。深センB株指数は0.19%高の1224.13ポイントと7営業日続伸した。
【上海総合指数】
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