
【香港】
【前日の振り返り】
ハンセン指数は続伸/きょうの香港市場は上値重いか、米国の利上げ長期化を懸念 様子見ムードも
【前日の振り返り】
14日の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。終値は前日比0.46%高の20438.81ポイントだった。中国企業指数は0.57%高の6914.40ポイント。メインボードの売買代金は概算で1083億6000万HKドルだった。
ハンセン指数は前日の米株高の流れを引き継ぎ、序盤に上げ幅を広げた。13日発表の3月の米卸売物価指数(PPI)は伸び率が市場予想を下回り、米連邦準備理事会(FRB)による利上げの打ち止めが近いとの見方が広がって買いが先行した。ただ、50日移動平均線(大引け時点で20379.21ポイント)を超える水準では上値が重かった。中盤にはネット株の下落が重荷となってマイナス圏に沈む場面があった。
【きょうの見通し】
週明け17日の香港市場は、上値の重い展開か。14日のNY株式相場は主要3指数がそろって反落。予想を上回る決算を発表した大手金融機関が軒並み高となったが、米3月小売売上高が予想以上に減少し、景気悪化懸念が強まった。ウォラーFRB理事が長期にわたる金融引き締めが必要だと発言したことや、米ミシガン大学が発表した4月の1年先期待インフレ率速報値が予想を上回ったことも利上げの長期化懸念を強めた。
また、中国では18日に国内総生産(GDP)や小売売上高、鉱工業生産など主要経済指標が発表される予定で、内容を見極めようと様子見ムードが広がる可能性もある。
【ハンセン指数】
【本土】
【前日の振り返り】
上海総合指数は反発で約9カ月ぶり高値、北方華創科技集団はストップ高
【前日の振り返り】
14日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前日比0.60%高の3338.15ポイントだった。深セン成分指数は0.51%高の11800.09ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆1150億3600万元だった。
上海総合指数は前場にわずかながら一時マイナス圏に沈む場面もあったが、中盤以降は徐々に上げ幅を拡大し、終値は昨年7月8日以来、約9カ月ぶり高値だった。週末を前に利益確定の売りが相場の重しとなったが、3月の米PPIの伸び率が市場予想を下回ったことを受け、FRBによる利上げの打ち止めが近いとの見方が広がり、前日のNY市場が上昇した流れを引き継いだ。セクター別では、バッテリー素材や電子化学品、貴金属が全面高となったほか、半導体や自動車も買われた。半面、観光・ホテルや酒造、小売りなどが売られた。
A株市場では、2023年1-3月期決算で大幅増益となる見通しを発表した北方華創科技集団(002371)がストップ高をつけたほか、中国中鉄(601390)や紫金鉱業集団(601899)、重慶長安汽車(000625)などの上昇も目立った。半面、奥飛娯楽(002292)や分衆伝媒信息技術(002027)、中青旅控股(600138)、王府井集団(600859)などが売られた。
上海B株指数は0.06%高の296.91ポイント、深センB株指数は0.32%安の1181.66ポイント。
【上海総合指数】
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