
【香港】
【前日の振り返り】
ハンセン指数は3日続伸/きょうの香港市場は様子見ムード強いか、米FRBの政策方針を注視
【前日の振り返り】
28日の香港株式市場で、ハンセン指数は3日続伸。終値は前日比0.27%高の19894.57ポイントだった。中国企業指数は0.40%高の6702.15ポイント。メインボードの売買代金は概算で1015億1000万HKドル。
ハンセン指数は前日の米ハイテク株高を受けた買いが先行し、朝方は高く推移。好決算を発表した個別銘柄への物色も相場を押し上げた。ただ、利益確定売りが出て心理的節目の20000ポイントを挟んだもみ合いとなり、結局は同水準を下回って終えた。中国国家統計局が30日に4月の製造業購買担当者景気指数(PMI)を発表し、米連邦公開市場委員会(FOMC)が5月2-3日に開かれるとあって、結果を見極めたい投資家は積極的な買いを見送ったもよう。
【きょうの見通し】
休場明け2日の香港市場は様子見ムードの強い展開か。2-3日開催のFOMCを前に、積極的な売買を見送る気分が広がると予想する。FOMC後の声明文やパウエルFRB議長の記者会見に注目が集まりそうだ。中国景気の不透明感も根強い。中国国家統計局が週末に発表した4月のPMIは、製造業PMIが景況感の分かれ目となる50を4カ月ぶりに割り込んだ半面、非製造業PMIは4カ月連続で50を超えた。
米株式相場は、4月28日にダウ平均がおよそ2カ月半ぶり高値を付けたが、週明け5月1日には3営業日ぶりに反落。週末にファースト・リパブリック・バンクが経営破綻したことでセンチメントが悪化した。また、強い4月米ISM製造業PMIを受けて利上げの長期化見通しが強まり、長期金利の指標である米10年債利回りが上昇した。
【ハンセン指数】
【本土】
【前日の振り返り】
上海総合指数は続伸、3300ポイント回復で約1週間ぶり高値 ゲーム株が全面高
【前日の振り返り】
28日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比1.14%高の3323.27ポイントだった。深セン成分指数は1.08%高の11338.67ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆1168億8700万元だった。
上海総合指数はほぼ終日プラス圏で堅調に推移した。あすから始まる労働節(メーデー)の連休を前に上値が重くなる場面もあったが、前日の米株高が好感されたほか、ここ最近の下落を受けて値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きが広がった。中国共産党の中央政治局会議が開かれたことを受け、内容にも注目が集まった。指数は心理的節目の3300ポイントを回復し、終値は20日以来、約1週間ぶり高値を付けた。セクター別では、ゲームが全面高となったほか、通信サービスやインターネットサービス、ソフトウエア開発などが買われた。半面、風力発電設備や太陽光発電設備、医薬品販売などが売られた。
A株市場では、三七互娯網絡科技集団(002555)や巨人網絡集団(002558)、万達電影(002739)などがストップ高を付けたほか、中国中鉄(601390)や中国鉄建(601186)の上昇も目立った。半面、隆基緑能科技(601012)や宝山鋼鉄(600019)、啓明星辰信息技術集団(002439)、華潤三九医薬(000999)などが売られた。
上海B株指数は0.68%高の294.37ポイント、深センB株指数は0.58%高の1173.33ポイント。
【上海総合指数】
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