
【香港】
【前日の振り返り/きょうの見通し】
ハンセン指数は3日続落/きょうの香港市場は方向感乏しいか、米株高が支えも利上げ長期化を懸念
【前日の振り返り】
18日の香港株式市場で、ハンセン指数は3日続落。終値は前日比0.29%安の17992.54ポイントだった。中国企業指数は0.25%安の6125.40ポイント。メインボードの売買代金は概算で1395億4000万HKドル
ハンセン指数は高く始まったものの、後場に下げへ転じる展開。終値は4日ぶりに心理的節目の18000ポイントを割り込んだ。序盤は前日急落したネット株が買い直されて相場を支えたが、次第に米連邦準備理事会(FRB)による利上げ長期化を警戒する売りに押された。米セントルイス連銀のブラード総裁が17日の講演で、一段の利上げが必要との見方を示した。中国本土で新型コロナウイルスの1日当たり感染者数が増え続け、中国本土相場が下落したことも地合いを悪化させたもよう。不動産・建設、公共事業、コングロマリットを中心に幅広いセクターが下げるなか、情報技術が逆行高を演じた。
【きょうの見通し】
21日の香港市場は強弱材料が入り混じり、方向感に乏しい相場か。前週末はハンセン指数の終値が4日ぶりに心理的節目の18000ポイントを割り込んだとあって、買い直しが入りやすい。18日の米株式相場の上昇が投資家心理を支えるだろう。
半面、中国の新型コロナウイルスの感染再拡大に伴い行動規制への懸念が強まった上、FRBによる積極的な金融引き締めが長期化するとの見方が続いており、相場の重荷となりそうだ。
18日のダウ平均は3日ぶりに反発。香港株の米国預託証券(ADR)は高安まちまち。ネット株のテンセント(00700)やアリババ集団(09988)が香港終値を下回った一方で、JDドットコム(09618)、HSBC(00005)が上回って引けた。
【ハンセン指数】
【本土】
【前日の振り返り】
上海総合指数は3日続落で3100ポイント割れ、コロナ感染拡大を嫌気
【前日の振り返り】
18日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続落。終値は前日比0.58%安の3097.24ポイントだった。深セン成分指数は0.37%安の11180.43ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9787億2900万元だった。
上海総合指数は方向感を欠く値動きが目立ち、終盤に下げ幅を拡大した。政策期待は根強いものの、17日に中国本土で新たに確認された新型コロナウイルスの感染者が2万5000人を突破し、3日連続で2万人を超えたことが嫌気されたほか、世界景気の減速懸念なども相場の重しとなった。指数は結局、心理的節目の3100ポイントを下回ってこの日の取引を終えた。セクター別では、観光・ホテルや半導体、不動産サービス、ソフトウエア開発などが売られた半面、教育や漢方薬、医療器械、バイオ関連が買われた。
A株市場では、新型コロナの感染拡大を嫌気して春秋航空(601021)や中青旅控股(600138)が売られたほか、北方華創科技集団(002371)や歌爾(002241)の下落も目立った。半面、上海復星医薬(600196)や中公教育科技(002607)が高かったほか、中国当局が国産オンラインゲーム70本を認可したことを受け、完美世界(002624)や巨人網絡集団(002558)も買われた。
上海B株指数は0.71%安の287.84ポイント、深センB株指数は0.02%高の1129.74ポイント。
【上海総合指数】
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