14日の日経平均は大幅に6日続伸、米国株は反落

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【日本】

【前日の振り返り/きょうの見通し】
日経平均は大幅に6日続伸/東京市場は横ばいか

前日の振り返り】

14日の日経平均は大幅に6日続伸。終値は336円高の28493円。市場予想を下回った米3PPIを好感して米国株が大幅高となったことを受けて、寄り付きから3桁の上昇。前場では高く始まった後も上を試す流れが続いた。

好決算を発表したファーストリテイリング<9983.T>が大幅高となって上昇を先導。節目の28500円を上回る場面もあった。ただ、ファストリの貢献度がかなり大きく、他の主力銘柄には売られるものも散見された。

後場は動意が乏しくなったが概ね高値圏を維持。28400円台でもみ合う時間が長く、300円を超える上昇で取引を終えた。ファストリは8.5%高で終了し、261円程度日経平均のプラスに寄与した。

 

【きょうの見通し】

東京市場は横ばいか。先週末の米国株は下落。ドル円は足元13380銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて70円高の28490円、ドル建てが110円高の28530円で取引を終えた。

米国株は下落したが、3指数の中で最も弱かったダウ平均でも0.4%安と大きな下げではなかった。CME225先物は下振れスタートを示唆しておらず、円安が一定程度日本株を下支えするだろう。日経平均は14日まで6日続伸と好地合いが続いている。米国動向から金融株の動きが良くなりそうだが、物色の矛先が変わることは、相場がまだ天井ではないとポジティブに受け止められる可能性が高い。日米ともに企業決算に対する期待が高まることで売り急ぎは抑制され、現状近辺で底堅い動きが続くと予想する。

日経平均の予想レンジは28350-28650

 

【日経平均株価】
Nikkei 225 chart

 

【米国】

【前日の振り返り】
ダウ143ドル安 主要3指数がそろって反落

前日の振り返り】

14日の米国株は反落。予想を上回る決算を発表した大手金融機関が軒並み高となったが、米3月小売売上高が予想以上に減少し景気悪化懸念が強まった。ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事が長期にわたる金融引き締めが必要だと発言したことや、米ミシガン大学が発表した4月の1年先期待インフレ率速報値が予想を上回ったことも利上げの長期化懸念を強めた。

前日に383ドル高となったダウ平均は朝方に53ドル高まで上昇したが、298ドル安まで反落し、143.22ドル安(-0.42%)で終了。S&P500とナスダック総合もそれぞれ0.21%安、0.35%安で終了し、主要3指数がそろって反落した。

S&P50011セクターは金融、コミュニケーションなど4セクターが上昇し、不動産、公益、ヘルスケア、素材など7セクターが下落した。

 

NYダウ】
NY Dow chart

【ナスダック総合】
NASDAQ chart

 

 

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