
【日本】
【前日の振り返り/きょうの見通し】
日経平均は7日続伸/東京市場はしっかりか
【前日の振り返り】
19日の日経平均は7日続伸。終値は234円高の30808円。米国株高と円安に強い反応を見せ、寄り付きから200円を超える上昇。2021年9月につけた取引時間中の高値30795.78円を上回った。そこから上げ幅を300円超に広げたが、30900円台では上値が重くなった。
一方、急速に値を消しても、30700円より下では改めての買いが入った。開始20分程度できょうの高値と安値をつけると、以降は強弱感が交錯して30800円近辺でのもみ合いが引けまで続いた。バブル崩壊後の高値を更新して取引を終えている。
【きょうの見通し】
東京市場はしっかりか。先週末の米国株は下落。ドル円は足元137円70銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて45円安の30855円、ドル建てが25円安の30875円で取引を終えた。
米国株は下落したが改めての悪材料が出てきたわけではなく、米国固有の債務上限問題に振り回されている状況。今の日本株は良い意味で米国株離れができており、CME225先物は下落スタートを示唆していない。広島で開催されたG7サミットは、参加国の結束を確認でき、ウクライナのゼレンスキー大統領も来日するなど世界的に大きな注目を集める会合となった。
岸田首相の支持率上昇が期待できる中、早期の衆議院解散を指摘する声もある。海外投資家から見れば、日本に投資することへの安心感が一段と高まっている。
日経平均は上昇続きで高値警戒感はくすぶるものの、売りづらさが意識されて米国株安に一定の耐性を示し、現状株価近辺で落ち着いた動きが続くと予想する。
日経平均の予想レンジは30650円-30950円
【日経平均株価】
【米国】
【前日の振り返り】
ダウ109ドル安 債務上限協議中断を嫌気
【前日の振り返り】
19日の米国株は3日ぶりに反落。早期の合意が期待された米国債務上限を巡る与野党協議が中断したことで米国のデフォルト懸念が再び高まった。しかし、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長がインフレ抑制のための追加利上げが必要ないかもしれないと発言したことで、下値も限定的だった。
ダウ平均は債務上限協議の合意期待を背景に116ドル高まで上昇後、199ドル安まで反落し、109.28ドル安(-0.33%)で終了。S&P500とナスダック総合もそれぞれ0.14%安、0.24%安で終了し、主要3指数がそろって3日ぶりに反落した。
S&P500の11セクターはエネルギー、ヘルスケア、素材など4セクターが上昇した一方、一般消費財、コミュニケーション、金融、資本財など7セクターが下落。ダウ平均採用銘柄はシスコ・システムズ、メルクなど13銘柄が上昇し、ナイキ、ディズニー、ホーム・デポなど17銘柄が下落した。
【NYダウ】
【ナスダック総合】
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