米ドル/日本円、再度反発の可能性あり

Article By マーケットアナリスト

月曜日の反発の後、米ドルは値を下げて火曜日のセッションを開始したものの、この動きに弱気筋が確信を持っているかどうかはまだ分からない。月曜に大きく値が回復したことから、最近の弱さがひと段落したという希望を持った強気筋が再び参入する可能性もある。中でも米ドル/円は興味深い動きを示しており、材料の少ない今日のセッションで、重要なサポートレベルを試している。

月曜の米ドルの上昇は、金曜に発表された雇用統計と賃金統計に続き、予想を上回る力強いマクロ指標の発表を受けた米国債券利回りの反発に支えられたものだった。この債券利回りは今日に入って再び下落している。工場受注は予想を上回る上昇を見せて前月比1%増となり、一方で注目のISMサービスPMIは予想値53.3、前回値54.4に対し、56.5となった。

今日は米国の重要なデータの発表は予定されていない。しかし最近の力強いデータにより、一部の投資家の間では、米国のターミナル・レートが5%をやや下回るだろうという市場の観測への疑問がふたたび生じ始めている。今後のデータが引き続き好ましいものであれば、インフレは予想よりも長く続き、FOMC2023年上半期での利上げの一旦停止を躊躇するかもしれない。

このレポートを書いている時点で米ドル/日本円は再度値下がりしていたものの、執筆を進めているうちに直近の取引セッションで大きく反発して値を戻している。とはいえこの人気の通貨ペアは、依然として136.00円付近の主要サポートレベルを試す展開だ。この水準は金曜の高値で、月曜には上抜けしている。

そのため月曜日の反発が本当であれば、強気派がここで踏ん張って価格水準を守り、次のレジスタンスレベルである137.60付近に向かう可能性があると見込まれる。これは最近のブレイクアウトのきっかけとなったポイントだ。

やや長期的な見通しとしては、200日平均に相当する134.50ドル付近を維持できた場合、その後強気筋を市場に引き戻してロングポジションを取らせるには、弱気相場のチャネルを終値で抜けることが必要だ。

マクロ視点から見ると、米ドル/日本円の長期的なトレンドは依然として強気相場である。最近のドルの弱さは、日米の金融政策の格差が今後拡大するという投資家の高い期待が弱まったことによる。インフレがピークを迎えている可能性があり、FOMCのタカ派的な姿勢もトーンダウンしていることから、市場は米国のターミナル・レートの見込みを下方修正している。しかしFOMCの政策は依然として緊縮基調であり、一方で日銀は極端な金融緩和の姿勢を崩していない。つまり日銀が金融政策の路線を大きく変更しない限りは、米ドル/円の値下がりのリスクは限定的なものにとどまると考えられる。

 

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