
【香港】
【前日の振り返り/きょうの見通し】
ハンセン指数は大幅反発/きょうの香港市場は米株安や利益確定売りで軟調な展開か
【前日の振り返り】
週明け5日の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に反発。終値は前営業日比4.51%高の19518.29ポイントだった。中国企業指数は5.30%高の6706.29ポイント。メインボードの売買代金は概算で2229億8000万HKドルだった。
ハンセン指数は始値で心理的節目の19000ポイントを回復。中盤に伸び悩んだものの終盤に上げ幅を広げ、終値はほぼ3カ月ぶりの高値だった。中国本土での新型コロナウイルスの1日当たり感染者数が11月29日以降は減り続けており、経済活動の活性化に期待する買いが膨らんだもよう。北京や上海で5日から地下鉄や路線バスの利用者にPCR検査の陰性証明の提示を求めないようにするなど、当局が行動制限を一部緩和している。2日のNY債券市場で長期金利が小幅ながら低下したことも支援材料となった。
【きょうの見通し】
6日の香港市場は軟調か。5日のNY株式相場は下落。米11月ISM非製造業総合指数(PMI)が前月分や市場予想を上回る強い結果となったことで、米連邦準備理事会(FRB)による利上げの長期化が改めて意識された。ハンセン指数は前日に4.51%高と大幅反発し、終値で9月1日以来ほぼ3カ月ぶりの高値を付けた後とあって、利益確定の売りが広がる可能性もある。
一方、中国では北京や上海で地下鉄や路線バスの利用者にPCR検査の陰性証明の提示を求めないようにするなど、当局が行動制限を一部緩和している。早ければ7日にも10項目の緩和措置が発表されるとの報道もあり、経済活動の活性化に対する期待が相場の支えとなりそうだ。
【ハンセン指数】
【本土】
【前日の振り返り】
上海総合指数は反発、3200ポイント回復 2カ月半ぶり高値を更新
【前日の振り返り】
週明け5日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前営業日比1.76%高の3211.81ポイントだった。深セン成分指数は0.92%高の11323.35ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆551億400万元だった。
上海総合指数は反発して寄り付いた後、上げ幅を拡大する展開。心理的節目の3200ポイントを回復し、終値ベースで9月14日以来、2カ月半ぶり高値を更新した。中国本土で新型コロナウイルスの防疫規制の緩和を好感する買いが優勢。北京や上海など複数の主要都市で地下鉄、路線バスの利用者に義務付けていたPCR検査の陰性証明の提示が取りやめになったほか、各地で封鎖の解除やPCR検査体制の縮小などが進んでいると伝わった。
セクター別では、保険、証券、航空・空港運営、海運・港湾が全面高。半面、太陽光発電設備、風力発電設備、医療機器、バッテリーが下げた。
A株市場では、インフラ建設大手の中国中鉄(601390)、中国交通建設(601800)、中国鉄建(601186)がそろってストップ高。非鉄金属の中国アルミ(601600)、通信キャリア大手の中国聯合網絡通信(600050)、通信設備メーカーの中興通訊(000063)、ディスプレー広告大手の分衆伝媒信息技術(002027)も上昇が目立った。太陽電池メーカーの隆基緑能科技(601012)、シリコンウエハーメーカーのTCL中環新能源科技(002129)、接続ケーブル製造大手の立訊精密工業(002475)などが逆光安となった。
上海B株指数は0.92%高の293.41ポイント、深センB株指数は1.04%高の1165.47ポイント。
【上海総合指数】
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