Index Morning (香港/中国)2022/11/08

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前日の振り返り/きょうの見通し
香港ーハンセン指数は大幅続伸/きょうの香港市場は米中間選挙や主要経済指標の発表控えて上値の重い展開か
本土ー上海総合指数は続伸、方向感乏しく 貴金属株や石油株に買い

【香港】

【前日の振り返り/きょうの見通し】
ハンセン指数は大幅続伸/きょうの香港市場は米中間選挙や主要経済指標の発表控えて上値の重い展開か

 

前日の振り返り】

週明け7日の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に続伸。終値は前営業日比2.69%高の16595.91ポイントだった。中国企業指数は2.80%高の5636.21ポイント。メインボードの売買代金は概算で14859000HKドル。

前週末の米株式相場の反発や米ドル安の進行を受け、値ごろ感に着目した買いが入った。また、中国政府が景気刺激策を打ち出すとの期待が高まり、ほぼ全面高の展開となった。中国の防疫統括当局は5日の会見で「ゼロコロナの方針を揺らぐことなく堅持する」と強調する一方で、低リスク地域での強制隔離や高リスク指定の恣意的な拡大などの「規定違反」が地方で見られたと指摘した。また、国家発展改革委員会は民間投資の支援策を強化する措置を発表した。中盤に上昇率が4%を超えた後に上げ幅をやや縮めたものの、終値は1018日以来およそ3週間ぶりの高値となった。

 

【きょうの見通し】

8日の香港市場は上値の重い展開か。日本時間8日夜に米中間選挙の投票が始まるほか、10日には米物価統計の発表が控えており、結果を見極めようと様子見ムードが広がりそうだ。また、9日には中国で物価統計が発表される予定。

一方、中国の防疫統括当局は5日の会見で「ゼロコロナの方針を揺らぐことなく堅持する」と強調したが、変異株の感染力は強く、「ゼロコロナ」に伴う経済コストは膨らむ一方で、市場では、中国政府が政治面と公共衛生面を考慮した上で、方針転換を検討しているとの見方が根強く、引き続き相場の支えとなりそうだ。ただ、ハンセン指数は前日に2%超上昇した後とあって、利益を確定する動きが強まる可能性もある。

 

【ハンセン指数】
Index Morning HKCN 08 11 2022 1

 

【本土】

【前日の振り返り】
上海総合指数は続伸、方向感乏しく 貴金属株や石油株に買い

 

前日の振り返り】

週明け7日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前営業日比0.23%高の3077.82ポイントだった。深セン成分指数は0.18%高の11207.73ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1616900万元だった。

上海総合指数は方向感に乏しく、前週末終値を挟んだ一進一退の展開が続いた。中国の衛生当局が5日の記者会見で「ゼロコロナ」政策の堅持を改めて強調したことを受け、規制緩和への期待が後退。午前中に発表された10月の中国貿易統計は米ドル建てで輸出、輸入ともに市場予想に反して前年同月比で減少となり、中国の景気悪化への懸念も意識された。半面、当局の景気テコ入れ策に対する期待が根強く、相場を支えた。

セクター別では、貴金属と石油が全面高。ゲーム、採掘、教育、文化・メディアも買われた。半面、風力発電設備、軍需関連、航空・空港運営が下げた。

A株市場では、スマホ用光電子部品大手の欧菲光集団(002456)がストップ高。同業の招金鉱業(01818)の株式20%を買収すると発表した紫金鉱業集団(601899)や、大手LED用チップメーカーの三安光電(600703)、ゲーム関連の奥飛娯楽(002292)の上昇が目立った。百貨店チェーンの王府井集団(600859)が大幅に続伸した。半面、免税店運営の中国旅遊集団中免(601888)、半導体メーカーの紫光国芯微電子(002049)と半導体装置の北方華創科技集団(002371)、製薬会社の上海復星医薬(600196)が売られた。

上海B株指数は0.55%高の291.99ポイント、深センB株指数は1.22%高の1115.58ポイントだった。

 

【上海総合指数】
Index Morning HKCN 08 11 2022 2

 

 

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