ハンセン指数は反落、上海総合指数は7日ぶり反落

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【香港】

【前日の振り返り】
ハンセン指数は反落/きょうの香港市場は反発して始まるか、米CPI発表控え買い一巡後は伸び悩みも

前日の振り返り】

10日の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。前場終値は前日比0.27%安の21331.46ポイントだった。中国企業指数は0.31%安の7263.63ポイント。メインボードの売買代金は概算で13135000HKドル。

ハンセン指数はおおむねマイナス圏の狭いレンジでもみ合った。前日は心理的節目の21000ポイントを回復し、終値が2278日以来ほぼ6カ月ぶりの高値となっただけに、利益確定売りが相場を押し下げた。もっとも米長期金利の低下を受けた買いが一定の下支えとなり、小幅ながらプラス圏に浮上する場面もあった。セクター別では金融や不動産・建設、必需消費財が下げた半面、一般消費財、工業が上げた。

 

【きょうの見通し】

11日の香港市場は反発して始まるか。米株高の流れを引き継いだ買いが先行しそうだ。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は、市場に注目された10日の講演で金融政策に関して踏み込んだ発言をしておらず、「タカ派」寄り姿勢の表明を警戒していた投資家が運用リスクを取りやすくなるだろう。

ただ、買い一巡後は上値が重い展開がありそうだ。12月の米消費者物価指数(CPI)の発表を日本時間12日夜に控え、米国のインフレ圧力を見極めたいとして積極的な売買を見送るムードが次第に強まると予想する。あすは中国の12月の物価統計も発表される。

 

【ハンセン指数】

ハンセン指数 1

 

【本土】

【前日の振り返り】
上海総合指数は7日ぶり反落、利益確定売りが優勢 保険株などに売り

前日の振り返り】

10日の中国本土株式市場で、上海総合指数は7営業日ぶりに反落。終値は前日比0.21%安の3169.51ポイントだった。深セン成分指数は0.49%高の11506.79ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7472200万元だった。

上海総合指数はおおむねマイナス圏でもみ合った。前日まで6営業日続伸し、終値ベースで昨年129日以来、1カ月ぶり高値を更新した後とあって、利益確定売りが重荷となった。ただ、ゼロコロナ政策の終了で景気が回復することへの期待が下値を支え、わずかながらプラス圏に浮上する場面もあった。

セクター別では、保険、造船、海運・港湾が全面安。教育、包装材、物流も安い。半面、自動車、半導体、宝飾品、ゲームが買われた。

A株市場で、保険株の中国平安保険(601318)、中国太平洋保険(601601)、新華人寿保険(601336)の下げが目立ったほか、化学繊維メーカーの栄盛石化(002493)、化学品メーカーの万華化学集団(600309)が売られた。ITサービス事業者の紫光(000938)も安い。半面、ゲーム関連の巨人網絡集団(002558)がストップ高を付け、同業の奥飛娯楽(002292)も大幅高。消費関連の王府井集団(600859)、内蒙古伊利実業集団(600887)、中国旅遊集団中免(601888)、永輝超市(601933)が買いを集めた。

上海B株指数は0.34%安の287.99ポイント、深センB株指数は0.18%高の1192.16ポイント。

 

【上海総合指数】
上海総合指数 2

 

 

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