
【香港】
【前日の振り返り】
ハンセン指数は続伸/きょうの香港市場は続伸か、インフレ鈍化で米FRBの利上げ減速に期待
【前日の振り返り】
12日の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。終値は前日比0.36%高の21514.10ポイントだった。中国企業指数は0.01%高の7311.84ポイント。メインボードの売買代金は概算で1595億8000万HKドル。
ハンセン指数は前日の米株高の流れを引き継ぎ高く寄り付いた後、序盤は高く推移したが、その後は前日終値を挟んだ一進一退の展開となった。米金融政策の動向を見極める上で重要な指標となる12月の米消費者物価指数(CPI)の発表を前に、一段のインフレ減速を期待する買いと、目先の利益をいったん確定する売りが交錯し、相場は方向感を欠いた。一方、午前中に発表された12月の中国のCPIは1.8%上昇(市場予想1.8%上昇)、生産者物価指数(PPI)は0.7%下落(同0.1%下落)だった。
【きょうの見通し】
13日の香港市場は続伸か。インフレ減速を受けて米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めペースを緩めるとの見方が強まり、米株式相場が上昇した流れを引き継ぐと予想する。日本時間12日夜発表の12月の米CPIが前月比0.1%下落し、前年同月比伸び率も6.5%上昇に鈍化(11月は7.1%)と、そろって市場予想通りだった。米長期金利の低下も買い安心感につながりそうだ。
ただ、前日のハンセン指数の終値は22年7月8日以来の高値圏にある。週明け16日はNY市場がキング牧師誕生記念日で休場となることもあり、持ち高を整理する売りが上値を重くする展開がありそうだ。
【ハンセン指数】
【本土】
【前日の振り返り】
上海総合指数は3日ぶりに小幅反発、米CPI発表前に様子見 証券株が全面高
【前日の振り返り】
12日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日ぶりに小幅に反発。終値は前日比0.05%高の3163.45ポイントだった。深セン成分指数は0.23%高の11465.73ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6814億5400万元だった。
上海総合指数は方向感を欠く値動きとなった。序盤にプラス圏で推移した後、マイナス圏に沈むと、終盤に再びプラス圏に浮上し、前日終値をわずかに上回ってこの日の取引を終えた。前日の米株高が好感されたほか、中国当局による景気対策への期待は根強いものの、米CPIの発表を前に様子見ムードが広がり、相場の重しとなった。午前にに発表された中国の2022年12月のCPIは1.8%上昇(市場予想は1.8%上昇)、生産者物価指数(PPI)は0.7%下落(同0.1%下落)だった。セクター別では、証券とバッテリー素材が全面高となったほか、電機や光学関連も買われた。半面、観光・ホテル、酒造、不動産開発などが売られた。
A株市場では、2030年時点でインドの電気自動車(EV)市場シェアの40%を獲得する目標を明らかにしたBYD(002594)が大きく上げたほか、2022年の国内発電量が2%増だったと発表した国投電力控股(600886)も高かった。東方証券(600958)や中国聯合網絡通信(600050)の上昇も目立った。半面、永輝超市(601933)や北京燕京ビール(000729)、招商局蛇口工業区控股(001979)などが売られた。
上海B株指数は0.02%高の286.05ポイント、深センB株指数は1.64%安の1166.84ポイント。
【上海総合指数】
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