18日の香港株式市場でハンセン指数は反発、中国本土株式市場で上海総合指数は小幅に反発

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【香港】
【前日の振り返り】
ハンセン指数は反発/きょうの香港市場は軟調な展開か、米景気後退への懸念が重荷

前日の振り返り】

18日の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。終値は前日比0.47%高の21678.00ポイントだった。中国企業指数は0.36%高の7340.73ポイント。メインボードの売買代金は概算で12783000HKドルだった。

ハンセン指数は続落して始まった後、前日終値を挟んで一進一退。17日のNY株式相場は高安まちまちだったほか、相場全体を動かす新たな取引材料に乏しく、方向感を欠いた展開となった。ただ、個別の材料が出た銘柄には物色が広がった。前日に中国当局が国産オンラインゲーム88本の認可を発表したことを受け、ゲーム開発・配信関連が買われて相場を支えた。セクター別では素材とエネルギー、公共事業が上げた半面、必需消費財が下げた。

 

【きょうの見通し】

19日の香港市場は米株安の流れを引き継ぎ軟調か。米景気後退(リセッション)への懸念が重荷になりそうだ。前日に発表された12月の米卸売物価指数(PPI)が前月比0.5%低下し、市場予想(0.1%低下)を下回ったほか、12月の小売売上高も前月比1.1%減と予想の0.8%減を上回る悪化となった。米連邦準備理事会(FRB)による積極的な金融締めが米景気の一層の悪化を招くとの見方が強まるなか、メスター米クリーブランド連銀総裁やブラード米セントルイス連銀総裁が利上げ継続の必要性を強調したことも嫌気されそうだ。

香港市場は約半年ぶり高値圏で推移しているだけに、来週の春節(旧正月)連休を前に、利益確定売りや持ち高調整の売りも出やすいだろう。

 

【ハンセン指数】

ハンセン指数 1

 

【本土】
【前日の振り返り】
上海総合指数は小幅反発、利益確定売りが重し ゲーム株が高い

前日の振り返り】

18日の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に反発。終値は前日比0.01%高の3224.41ポイントだった。深セン成分指数は0.09%高の11810.66ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で63572600万元だった。

上海総合指数は終日、値動きは方向感を欠いた。ゼロコロナ政策の終了を受けた景気回復への期待や中国政府による景気支援策への期待が支えとなる半面、ここ最近の上昇を受けて利益確定の売りも広がり、相場の重しとなった。また、今週末から始まる春節(旧正月)連休を前に持ち高調整の動きも強まった。指数は結局、前日終値をわずかに上回ってこの日の取引を終えた。セクター別では、ゲームやインターネットサービス、ソフトウエア開発が買われた半面、観光・ホテル、教育、酒造などが売られた。

A株市場では、中国の国家新聞出版署が17日、20231月に商用化を認可した国産オンラインゲーム88本のリストを公式ウェブサイトに掲載したことを受け、三七互娯網絡科技集団(002555)や完美世界(002624)が大きく上げた。大型連休を前に万達電影(002739)も高かった。半面、内蒙古伊利実業集団(600887)や王府井集団(600859)が売られたほか、保利発展控股集団(600048)や万科企業(000002)なども下げた。

上海B株指数は0.16%高の293.15ポイント、深センB株指数は0.50%高の1204.14ポイント。

 

【上海総合指数】
上海総合指数 2

 

 

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