
【香港】
【前日の振り返り】
ハンセン指数は4日ぶり反発/きょうの香港市場は続伸して始まるか、FRB議長発言と米株高が支え
【前日の振り返り】
7日の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日ぶりに反発。終値は前日比0.36%高の21298.70ポイントだった。中国企業指数は0.60%高の7232.25ポイント。メインボードの売買代金は概算で1037億7000万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付いた後に上げ幅を広げ、前場はおおむね上昇率1%前後で推移した。米中対立の激化に対する過度な懸念がやや後退。バイデン米大統領が米国による中国の気球撃墜により米中関係が弱まることはないとの認識を示したほか、米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官も中国との意思疎通を維持する姿勢を表明した。ただ、後場に入ると指数は上げ幅を縮小。米国時間の7日に米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長がワシントンDCの会合でインタービューに応じる予定で、強い雇用統計を踏まえた議長の発言を見極めようと、様子見ムードが次第に広がった。
【きょうの見通し】
8日の香港市場は続伸して始まるか。FRBのパウエル議長がインフレの鈍化が始まっているとの認識を改めて表明し、7日の米株式相場が上昇した流れを引き継ぎそうだ。パウエル議長は注目された7日のインタビューで「ディスインフレーションのプロセスが始まった」と、前週の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見と同じフレーズを使った。
ただ、米長期金利の上昇を受け、買い一巡後はハイテク株が売られて上値を重くする展開がありそうだ。7日のNY債券市場で、米長期金利の指標となる10年債利回りは前日比0.03%高い3.67%で終えた。
【ハンセン指数】
【本土】
【前日の振り返り】
上海総合指数は3日ぶり反発も上値重い、米利上げの早期停止期待後退などで
【前日の振り返り】
7日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶりに反発。終値は前日比0.29%高の3248.09ポイントだった。深セン成分指数は0.12%高の11926.88ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8456億5700万元だった。
上海総合指数はほぼ終日、プラス圏で推移した。新型コロナウイルス感染者の減少が続いていることを受け、中国経済の回復に対する期待が買いを支えた。ただ、米雇用統計を受けて米連邦準備理事会(FRB)が早期に利上げを停止するとの期待が後退したほか、ここ最近の上昇を受けて利益確定の売りも広がり、指数は一時、マイナス圏に沈む場面もあった。セクター別では、電機、ゲーム、貴金属などが買われた半面、観光・ホテル、漢方薬、酒造などが売られた。
A株市場では、奥飛娯楽(002292)や大族激光科技産業集団(002008)などが大幅高となったほか、中国交通建設(601800)や宇通客車(600066)も買われた。北京や上海など一部の都市を除き、不動産の購入制限が全面的に撤廃されるとの見方から、万科企業(000002)や保利発展控股集団(600048)も買われた。半面、歌爾(002241)や科大訊飛(002230)、用友網絡科技(600588)、万華化学集団(600309)などが売られた。
上海B株指数は0.15%高の296.85ポイント、深センB株指数は0.19%高の1221.60ポイント。
【上海総合指数】
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