
【香港】
【前日の振り返り】
ハンセン指数は4日続落/きょうの香港市場は軟調な展開か、中国景気に先行き不透明感
【前日の振り返り】
12日の香港株式市場で、ハンセン指数は4日続落。終値は前日比0.59%安の19627.24ポイントだった。中国企業指数は0.47%安の6663.55ポイント。メインボードの売買代金は概算で1027億7000万HKドルだった。
ハンセン指数は朝方、米長期金利の低下を受けたハイテク株の買いが先行したが、序盤に下げへ転じると250日移動平均(大引け時点で19699.40ポイント)付近でもみ合った。終値は同水準を割り込み、4月25日以来およそ半月ぶりの安値圏となった。中国景気の先行き不安から幅広いセクターで次第に売りが優勢となり、相場を押し下げた。
【きょうの見通し】
週明け15日の香港市場は軟調な展開か。中国景気の先行き不透明感が拭えないなか、中国の4月の小売売上高や鉱工業生産などの重要な経済指標の発表を16日に控え、様子見ムードが広がると予想する。前週末の米株安も投資家がリスクオフ姿勢を強める要因となるだろう。米連邦債務の上限を巡る議会の対立が解けず、米国債の債務不履行(デフォルト)が発生する懸念がくすぶる。
もっとも、ハンセン指数は前週末に4日続落し、終値が4月25日以来およそ半月ぶりの安値圏となっただけに、割安感が強まった銘柄に買いが入って下値を支える展開がありそうだ。また、株価指数を運営するハンセン・インデックシズが12日、華潤電力控股(00836)、紫金鉱業集団(02899)、京東健康(06618)、トリップ・ドットコム(09961)をハンセン指数の構成銘柄に採用すると発表しており、きょうの値動きが注目される。
【ハンセン指数】
【本土】
【前日の振り返り】
上海総合指数は4日続落、節目の3300ポイント割り約半月ぶり安値
【前日の振り返り】
12日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4日続落。終値は前日比1.12%安の3272.36ポイントだった。深セン成分指数は1.23%安の11005.64ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8480億8000万元だった。
上海総合指数は序盤にプラス圏に浮上する場面もあったが、その後はマイナス圏で軟調に推移した。前日に2週間ぶり安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きも入ったが、中国や米国の景気減速などを警戒し、週末を前に利益確定の売りが広がった。指数は心理的節目の3300ポイントを割り、終値は4月26日以来、約半月ぶり安値だった。セクター別では、貴金属と採掘が全面安となったほか、ゲームや自動車も売られた。半面、繊維・アパレルや漢方薬、電力などが買われた。
A株市場では、奥飛娯楽(002292)や巨人網絡集団(002558)が大きく下げたほか、中国鉄建(601186)や中国中鉄(601390)、中国交通建設(601800)などインフラ建設関連の下落も目立った。半面、東阿阿膠(000423)や中公教育科技(002607)、科大訊飛(002230)などが買われた。
上海B株指数は0.66%安の290.08ポイント、深センB株指数は0.59%安の1182.57ポイント。
【上海総合指数】
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