
【香港】
【前日の振り返り】
ハンセン指数は4日続落/きょうの香港市場は上値重いか、米中の主要経済指標控え様子見ムードも
【前日の振り返り】
週明け29日の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日続落。終値は前営業日比1.04%安の18551.11ポイントだった。中国企業指数は1.30%安の6251.04ポイント。メインボードの売買代金は概算で1104億8000万HKドル。
ハンセン指数は、前週末の米株高を受けて高く寄り付いたものの、次第に下値を切り下げる展開。米利上げ打ち止め期待が後退して幅広いセクターで売りが優勢となり、終値は昨年11月29日以来6カ月ぶりの安値圏だった。5月26日に発表された米4月個人消費支出(PCE)コア指数は前月比0.4%と前月分や市場予想の0.3%を上回り、前年比でも4.7%と前月分と予想の4.6%を上回った。米連邦準備理事会(FRB)が重視するインフレ指標だけに、金融引き締めが続くとの見方が広がった。中国の景気減速への根強い警戒感も相場の重荷だった。
【きょうの見通し】
でそれぞれ休場だったため、手掛かり材料に乏しい。また、31日には中国製造業購買担当者景気指数(PMI)、6月2日に米雇用統計が発表される予定で、結果を見極めようと様子見ムードも強まりそうだ。
一方、米国の債務上限問題を巡っては、バイデン大統領とマッカーシー下院議長が基本合意しており、デフォルト回避に向けて大きく前進したことが引き続き好感されそうだ。また、ハンセン指数は前日まで4営業日続落し、昨年11月29日以来、約6カ月ぶりの安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きも期待できそうだ。
【ハンセン指数】
【本土】
【前日の振り返り】
上海総合指数は続伸、米株高を好感 ゲーム株や電力株が高い
【前日の振り返り】
週明け29日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前営業日比0.28%高の3221.45ポイントだった。深セン成分指数は0.80%安の10822.09ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9208億1500万元だった。
上海総合指数はほぼ終日プラス圏で推移した。米国の債務上限問題への警戒感が後退し、前週末のNY市場が上昇した流れを引き継いだほか、指数は4カ月超ぶりの安値圏とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きも広がった。ただ、中国の景気減速に対する懸念などから上値の重さが目立ち、指数は一時マイナス圏に沈む場面もあった。セクター別では、ゲームや電力、造船が買われた半面、風力発電設備が全面安。太陽光発電設備、自動車部品、自動車も売られた。
A株市場では、華電国際電力(600027)や広西桂東電力(600310)、上海電力(600021)が大きく上げた。米ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)との合弁会社の株式を買い取り、完全子会社化すると発表した紫光(000938)も高い。半面、武漢市財政局と同市政府系企業の武漢長江資産経営管理有限公司が先ごろ公表した債権回収先のなかに東風武漢軽型汽車有限公司が含まれていたことについて、東風汽車(600006)は資本関係を否定したが2%近く下落した。
上海B株指数は0.74%安の281.52ポイント、深センB株指数は1.15%安の1131.36ポイント。
【上海総合指数】
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