相場見通しと振り返り Index Morning (香港/中国)

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【香港】

【前日の振り返り/きょうの見通し】
ハンセン指数は4日続落/きょうの香港市場は軟調な展開か、中国のコロナ感染拡大を警戒

 

前日の振り返り】

週明け21日の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日続落。前場終値は前営業日比1.87%安の17655.91ポイントだった。中国企業指数は2.02%安の6001.90ポイント。メインボードの売買代金は概算で11029000HKドル。

ハンセン指数は安く寄り付き、序盤に下落率が3%を超える場面があった。中盤にやや下げ幅を縮小したものの、終値は14日以来1週間ぶりの安値圏となった。米連邦準備理事会(FRB)による積極的な金融引き締めが長期化するとの見方から、運用リスク回避の売りに押された。中国本土で新型コロナウイルスの感染再拡大が続くなか、行動制限などの防疫措置の強化が警戒されたもよう。セクター別では、情報技術や消費財、医療・ヘルスケアが売られた半面、通信が買われた。

【きょうの見通し】

22日の香港市場は軟調な展開か。中国本土では20日に新たに27095人の新型コロナウイルスの感染が確認されたほか、死者2人も確認された。行動制限の強化で中国景気が減速するとの警戒感が引き続き相場の重しとなりそうだ。また、23日にはFRB11月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録を公表する予定で、米金融政策を見極めようと様子見ムードも強まりそうだ。

ただ、ハンセン指数は前日まで4営業日続落し、終値で14日以来、約1週間ぶり安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きが広がる可能性もある。

 

【ハンセン指数】


ハンセン指数 1

 

【本土】

【前日の振り返り】
上海総合指数は4日続落、国内のコロナ感染拡大などを嫌気 次第に下げ幅縮小

 

前日の振り返り】

週明け21日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日続落。終値は前営業日比0.39%安の3085.04ポイントだった。深セン成分指数は0.41%安の11134.47ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で84927400万元だった。

上海総合指数は終始マイナス圏で推移した。中国国内での新型コロナウイルスの感染拡大を受け、行動規制の強化などへの懸念が地合いを悪化させた。国内の新規感染者数は連日で2万人を超え、約半年ぶりに死者も確認された。米利上げが長期化するとの見方から為替市場で再び人民元安・米ドル高が進んだことも重荷となった。もっとも、中国当局による景気テコ入れ策に対する期待も根強く、指数はもみ合いながら次第に下げ幅を縮小した。

セクター別では、航空・空港運営が全面安。教育、ゲーム、観光・ホテル、証券も安い。半面、汎用設備、バッテリー、化学肥料が買われた。

A株市場では、企業向けクラウド大手の用友網絡科技(600588)が約7%の下げ。ビールメーカーの北京燕京ビール(000729)、教育関連の中公教育科技(002607)、映画館チェーンの万達電影(002739)や、小売りの王府井集団(600859)、中国旅遊集団中免(601888)が売られた。半面、自動車部品メーカーの浙江世宝(002703)、安徽中鼎密封件(000887)、リチウム電池材料の寧波杉杉(600884)、ネットワークセキュリティー会社の啓明星辰信息技術集団(002439)が上昇した。

上海B株指数は0.24%安の287.14ポイント、深センB株指数は0.46%安の1124.52ポイント。

 

 

【上海総合指数】
上海総合指数 2

 

 

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