27日の日経平均は小幅反落、米国株は反発

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【日本】

【前日の振り返り/きょうの見通し】
日経平均は小幅反落/東京市場は堅調か

前日の振り返り】

27日の日経平均は小幅反落。終値は29円安の27423円。24日の米国市場では、長期金利が大きく上昇してダウ平均が300ドルを超える下落。これを嫌気して、寄り付きは3桁の下落となった。

しかし、バリュー株が米金利上昇を好感して買われた上に、グロース株もそこまで厳しい下げとはならなかったことから、安値は早い時間につけた。しばらく戻り基調が続き、10時台後半にはプラス圏に浮上。ただ、そこではすぐに売り直された。後場に入ると小安い水準で動意が乏しくなり、27400円近辺でこう着感の強い時間帯が続いた。値上がり銘柄は多く、TOPIXはプラスかつ高値圏で取引を終えた。

 

【きょうの見通し】

東京市場は堅調か。米国株は上昇。ドル円は足元13620銭近辺で推移している。CME225先物は円建て、ドル建てともに大証日中終値と比べて125円高の27535円で取引を終えた。

 

きのうの日経平均は米国株の大幅安を受けても場中の動きが良く、小幅安で終えた。27日の米国株は引け味が良いとは言えないが、プラスで終えたことできょうは一段と売りが手控えられる可能性が高い。円安基調が続いていることもサポート要因となる。

きのうは終日27500円より下で推移したが、きょうは節目より上を意識した地合いが想定される。積極的に上値を追っていくような上昇は期待しづらいが、プラス圏で落ち着いた動きが続くと予想する。

日経平均の予想レンジは27450-27650

 

【日経平均株価】
Nikkei 225 chart

 

【米国】

【前日の振り返り】
ダウ72ドル高と反発 金利低下を好感

前日の振り返り】

27日の米国株は反発。米10年債や2年債利回りが低下したことを好感し、先週大きく下落した銘柄を中心に買い戻された。先週に1009ドル安と4週続落したダウ平均は、ほぼ終日プラス圏で推移し、72.17ドル高(+0.22%)と小幅高で終了。S&P500とナスダック総合もそれぞれ0.31%高、0.63%高で終了し、主要3指数がそろって反発した。

S&P50011セクターは一般消費財、資本財、IT、コミュニケーションなど7セクターが上昇し、公益、ヘルスケア、生活必需品など4セクターが下落した。

先週末の米1月個人消費支出 (PCE) 価格指数が予想以上に強い結果となったことで3.98%付近まで上昇した米10年債利回りは、3.92%台に低下。米2年債利回りも先週末の4.80%台から4.78%台に低下した。

 

NYダウ】
NY Dow chart

【ナスダック総合】
NASDAQ chart

 

 

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