11日の日経平均は大幅に3日続伸、米国株は高安まちまち

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【日本】

【前日の振り返り/きょうの見通し】
日経平均は大幅に3日続伸/東京市場は小動きか

前日の振り返り】

11日の日経平均は大幅に3日続伸。終値は289円高の27923円。休場明けの米国株はまちまちとなったが、日銀の植田新総裁が会見で現行の緩和政策を継続する意向を示し、為替が円安に振れたことが強い買い材料となり、寄り付きから大幅高となった。そこから28000円に迫ったところでは、いったん押し戻された。

しかし、ウォーレン・バフェット氏が日本に追加投資を検討しているとの日経記事が伝わると、28000円台に乗せて一時上げ幅を400円超に広げた。一方、後場に入ると、28000円より上が重くなって伸び悩んだ。節目近辺でしばらくもみ合った後、終盤にかけては失速。大幅高ではあったものの終値では28000円を下回り、大引けが後場の安値となった。

 

【きょうの見通し】

東京市場は小動きか。米国株はまちまち。ドル円は足元13360銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて85円高の28025円、ドル建てが145円高の28085円で取引を終えた。

 

日本株も米国株同様、本日の米CPIの発表や議事録公表を前に「待ち」の1日になると予想する。きのうの日経平均は植田日銀総裁の会見やウォーレン・バフェット氏に関するニュースを材料に大幅高となっており、気持ち強めでは推移するとみる。ただ、きのうも終値では28000円を下回っており、今晩の米国株に神経質な反応が出てくる可能性もある中では積極的に上値は追いづらい。節目の28000円を意識しながら、この近辺でのもみ合いに終始することになるだろう。

日経平均の予想レンジは27900-28150

 

【日経平均株価】
Nikkei 225 chart

 

【米国】

【前日の振り返り】
ダウ98ドルと4日続伸 ナスダック総合は2日続落

前日の振り返り】

11日の米国株は高安まちまち。翌日に米3月消費者物価指数(CPI)の発表を控え様子見姿勢が強まる中、景気敏感株が上昇した一方、ITなどのハイテク株が下落した。

ダウ平均はおおむねプラス圏で推移し、98.27ドル高(+0.29%)と4営業日続伸した一方、ハイテク株主体のナスダック総合は0.43%安と2日続落。S&P5000.17ポイント安(-0.004%)とほぼ変わらずで終了した。

ダウ平均採用銘柄は、キャタピラーが2.35%高となったほか、スリーエム(3M)、ナイキ、ユナイテッドヘルスが1%超上昇した一方、マイクロソフトが2.27%安となり、シスコ・システムズ、セールスフォースが1%超下落。アップルも0.76%下落した。

S&P500の11セクターはエネルギー、金融など9セクターが上昇し、IT、コミュニケーションの2セクターが下落した。

 

NYダウ】
NY Dow chart

【ナスダック総合】
NASDAQ chart

 

 

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