23日の日経平均は9日ぶり反落、米国株は下落

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【日本】

【前日の振り返り/きょうの見通し】
日経平均は9日ぶり反落/東京市場は軟調か

前日の振り返り】

23日の日経平均は9日ぶり反落。終値は129円安の30957円。米国株はまちまちで終えたが、ナスダック高や円安進行を好感して買いが先行。前場では200円超上昇して31300円台に乗せる場面もあるなど、堅調に推移した。

しかし、後場に入ると地合いが一変。急速に値を消す流れとなってマイナス圏に沈むと、下げ幅を200円超に広げた。後場のスタート直後が非常に弱く、それ以降は値動きが落ち着いて幾分戻したが、31000円は下回り、3桁の下落で終えた。

 

【きょうの見通し】

東京市場は軟調か。米国株は下落。ドル円は足元13850銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて170円安の30680円、ドル建てが125円安の30725円で取引を終えた。

 

米国株安を嫌気した売りに押されると予想する。日経平均が8連騰していた間には米国株安を跳ね返して上昇した日もあったが、きのうは後場に相場が急変して下げており、高値警戒感が意識されやすい局面。CME225先物も大幅安スタートを示唆しており、日本株だけが強かった相場はいったん終了した可能性が高い。

短期的には直近の上げが大きかった分の反動を警戒する必要がある。買いは手控えられ、下押し圧力の強い地合いが続くだろう。

日経平均の予想レンジは30500-30850

 

【日経平均株価】
Nikkei 225 chart

 

【米国】

【前日の振り返り】
ダウ231ドル安と3日続落 米債務上限問題が重し

前日の振り返り】

23日の米国株は下落。米債務上限引き上げを巡る与野党協議に進展がなかったことで、米国のデフォルトの可能性が意識され、リスク回避の流れが強まった。足もとで堅調が続いたハイテク・グロース株にも利益確定売りが強まり、ほぼ全面安となった。

ダウ平均は231.07 (-0.69%)3日続落し、S&P500とナスダック総合もそれぞれ1.12%安、1.26%安となり、ともに大幅反落した。

センチメントは悪化。投資家の不安心理を示すVIX指数は18.53ポイントと前日比1.32ポイント上昇した。

S&P50011セクターはエネルギー(+1.04%)を除く10セクターが下落。素材、IT、コミュニケーション、不動産、資本財、金融、ヘルスケアが1%超の下落となった。

 

NYダウ】
NY Dow chart

【ナスダック総合】
NASDAQ chart

 

 

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