24日の日経平均は大幅続落、米国株は下落

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【日本】

【前日の振り返り/きょうの見通し】
日経平均は大幅続落/東京市場は軟調か

前日の振り返り】

24日の日経平均は大幅続落。終値は275円安の30682円。米国株安を受けて、寄り付きから200円を超える下落。安く始まった後はマイナス圏で強弱感が交錯した。

序盤ではすぐに切り返したが、下げ幅を2桁に縮めるかというところでは売り直された。そこからしばらくは下を試す流れとなり、後場のスタート直後には下げ幅を400円近くに広げた。

30500円は割り込むことなく持ち直し、以降はじわじわと値を戻したが、引けにかけては再び売り直され、寄り付き(30728円)をやや下回って取引を終えた。

 

【きょうの見通し】

東京市場は軟調か。米国株は下落。ドル円は足元13920銭近辺で推移しており、一段と円安に振れている。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて115円安の30495円、ドル建てが90円安の30520円で取引を終えた。なお、引け後に決算を発表したエヌビディアは、時間外で上昇している。

米国ではエネルギー株が強かったほか、ネットフリックスやアマゾンが上昇したが、幅広いセクターに売りが出た。債務上限問題に関する先行き不透明感が強い中、日本株も軟調に推移すると予想する。エヌビディアの決算が半導体株を刺激することが期待できるほか、円安進行は外需企業の下支え要因となる。大きく押すようなら下値は拾われるだろう。

ただ、きのうの日経平均は下落スタートから序盤に盛り返したところでは売り直された。上昇一服感は強まっているため、動きが良くなった場合には手じまい売りも急がれやすい。場中は強弱感が交錯しながらも、下押し圧力の方が強い地合いになると予想する。

日経平均の予想レンジは30350円-30650円

 

【日経平均株価】
Nikkei 225 chart

 

【米国】

【前日の振り返り】
ダウ255ドル安 米債務上限問題巡る協議は進展なし

前日の振り返り】

24日の米国株は下落。米債務上限問題を巡る与野党間の主張の隔たりは大きく、協議に進展がみられなかった。デフォルトの可能性が意識され、リスク回避の売りが続いた。英国の4月消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回り、高インフレ継続への警戒感を背景とした欧州株式相場の下落も重荷となった。

ダウ平均は-255.59-0.77%)と4日続落した。S&P500とナスダック総合もそれぞれ0.73%安、0.61%安となり、ともに続落。S&P50011セクターはエネルギー(+0.52%)を除く10セクターが下落した。

午後に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(23日開催分)では、委員間で利上げ継続の必要性を巡り見解が分かれていたことが示唆された。今後の経済指標を見極める必要があると強調し、利下げの可能性は低いとした。なお、新たな材料はなく、株式相場の反応は限定的だった。

 

NYダウ】
NY Dow chart

【ナスダック総合】
NASDAQ chart

 

 

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