
【日本】
【前日の振り返り/きょうの見通し】
日経平均は3日続落/東京市場は軟調か
【前日の振り返り】
21日の日経平均は3日続落。終値は452円安の32571円。米国株安を受け、寄り付きから心理的節目の33000円を下回った。FOMCでは事前予想通りに政策金利は据え置かれたものの、政策金利見通しやパウエルFRB議長の記者会見で年内の追加利上げの可能性が示された。金融引き締め長期化への警戒から投資マインドが悪化し、前場終盤にかけて売りの勢いが強まった。
後場に入ると、香港株などアジア株が総じて軟調に推移していることも重荷となり、下げ幅を広げた。あすの日銀金融政策決定会合の結果公表を前に買いは手控えられ、リスクオフの地合いが続いた。
【きょうの見通し】
東京市場は軟調か。米国株は下落。ドル円は足元147円60銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて380円安の32030円、ドル建てが330円安の32080円で取引を終えた。
米国株の大きめの下げを受け、日本株はきょうも売り優勢となりそうだ。ナスダック総合が1.82%安、SOX指数も1.76%安と連日で大きく下落していることから、半導体株を中心としたグロース株には厳しい状況が続くだろう。
ただ、きょうは日銀金融政策決定会合の結果が判明する。日経平均はきのうまでの3日間で1000円近く下落していることもあり、会合を波乱なく通過できれば後場は引けにかけて買い戻しの動きもありそうだ。きょうは売り先行も下げ幅を縮小する展開になるとみる。
日経平均の予想レンジは32000円-32500円
【米国】
【前日の振り返り】
ダウ370ドル安 利上げ長期化懸念や債務上限問題が重し
【前日の振り返り】
21日の米国株は大幅3日続落。新規失業保険申請件数が予想以上に強い結果となり、利上げ長期化懸念が強まったことや、米10年債利回りが2007年11月以来の水準まで上昇したことに加え、米国の債務上限問題が意識されたこともセンチメントの悪化につながった。
ダウ平均は軟調にスタートすると、終盤に382ドル安まで下落し、370.46ドル安(-1.08%)で終了。S&P500とナスダック総合もそれぞれ1.64%安、1.82%安で終了し、主要3指数がそろって大幅に3日続落した。
業種別では不動産の3.48%安を筆頭にS&P500の全11セクターが下落。一般消費財、素材も2%超下落し、資本財、金融、コミュニケーション、ITは1.5%超の下落となった。
投資家の不安心理を示すVIX指数は17.54ポイントと前日比2.40ポイント上昇し、8月17日以来の高水準となった。
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