22日の日経平均は4日続落、米国株は4日続落

Article By 

【日本】

【前日の振り返り/きょうの見通し】
日経平均は4日続落/東京市場は堅調か

前日の振り返り】

22日の日経平均は4日続落。終値は168円安の32402円。米国株安の流れを引き継ぎ、300円を超える下落で取引を開始した。米金融引き締め長期化観測が重荷となり、下げ幅は一時400円を超えた。一方、売り一巡後下げ渋り、前場は283円安で取引を終了。前場の取引終了後、22日まで開催されていた日銀金融政策決定会合で、日銀は大規模な金融緩和策の維持を決定した。

後場に入ると無難にイベントを通過したとの見方から買い安心感が広がる展開。32500円台を回復し、一時40円程度まで下げ幅を縮める場面があった。ただし取引終了後に植田日銀総裁の記者会見が予定されており、金融政策の方向性など発言内容を見極めたいとの思惑から積極的な買いは手控えられ、終盤にかけて再び売りに押された。

 

【きょうの見通し】

東京市場は堅調か。先週末の米国株は下落。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて5円安の32265円、ドル建てが35円高の32305円で取引を終えた。

米国株はさえなかったが、3指数とも小幅な下落にとどまっている。米長期金利の低下は安心材料で、先週弱かった日本株をさらに売り込む動きは限られるだろう。先週の日経平均は週間で約1130円下落したが、植田日銀総裁は22日の日銀会合後の会見において、市場でくすぶる早期の政策修正観測をけん制する見方を示した。22日も金融政策の結果を確認した後場には持ち直しており、きょうは直近の下げに対する押し目買いが優勢になるとみる。場中は強弱感が交錯すると思われるが、心理的節目の32500円を意識しつつ、底堅い推移を予想する。

日経平均の予想レンジは32300-32650

 

【米国】

【前日の振り返り】
ダウ106ドル安 主要3指数はそろって4日続落

前日の振り返り】

米株は4日続落。前日までに3日続落したことや、米国債利回りの上昇が一服したことでおおむねプラス圏で推移したものの、米連邦準備理事会(FRB)による高金利政策の長期化見通しや、政府機関閉鎖の可能性などが意識され終盤にかけて売りが優勢となった。

ダウ平均は小幅高でスタートすると、85ドル高まで上昇したが、106.58ドル安(-0.31%)で終了。S&P5000.63%高まで上昇後、0.23%安で終了し、ナスダック総合は0.98%高まで上昇し、0.09%安で終了した。主要3指数はそろって4日続落し、S&P500とナスダック総合は3か月半ぶりの安値、ダウ平均は2カ月半ぶりの安値となった。

S&P50011セクターはIT、エネルギーが小幅に上昇した一方、一般消費財、金融、不動産、生活必需品など9セクター下落した。

 

  1. 口座開設ページでご自身に最適なFOREX.com口座を選択
  2. 必要書類のアップロードとともに口座開設のお申込み
  3. 取引プラットフォームにログインしてお取引開始


本レポートに記載されている情報や見解は、一般的な情報としての使用のみを目的としたものであり、FX、CFD、その他あらゆる金融商品の購入や売却に関する勧誘や依頼の意図は全くありません。本文書に記載されている見解や情報は、予告や通知なく変更されることがあります。本文書は、特定の投資目的や背景、特定の受領者の意思などに沿って書かれ配布されたものではありません。本文書内で引用・言及されている過去の価格データは、当社独自の調査や分析に基づいており、当社はそのデータの提供元やそのデータそのものの信頼性につき、いかなる保証もせず、また筆者や訳者、各国の支社・ 支店も、本文書の内容の正確性や完全性についても一切保証しません。本文書の内容に基づく直接または間接の損失、そして本文書を信頼したことにより生じた損失についても、当社は一切その責を負いません。